施工事例

 

無駄にしてはいけないですね。いい感じに復活しました!
2015年8月24日

もう今年の1月のころになりますが
お客様のところで 以前購入して使っていたテーブルが反ってしまい
全然使っていないので破棄するのも大きく重くて大変なので
よかったら持っていってほしいと言われました。
反っているとはいえ多少削ればまたテーブルとして使用できるのでは・・
思いまして 家具のお届けついでに拝見させていただきましたら
想像を超えるほどの反り具合。
左右で5cmくらいは反っている感じ。
通常はウレタンの塗膜である程度反りを抑えることができるものですけど
それでもこの板は暴れん坊だったんですね。
ここまで反ってしまうと塗膜もあるうえ
反りを戻すのも大変だし上下を平になるまで削るとほとんど厚みが残らずで
それでも立派な一枚板。破棄するのは・・と
とりあえず持って帰ってきました。
しばらく時間もとれないことや
どのようにするか迷っていたので
そのままにしておりましたが
最近 時間が取れましたので
いつまでもこのままでは・・と持ち出して台の上で眺めたあと
反りの影響を受けないサイズに小分けしてたら使えそうかなとなり
それからボリュームを見てみると 簡単なラックならできそうだと。
やってみないとわからないので
寸法図などの図面は用意せず頭の中でイメージをします。
まずは上とウレタンの塗膜とりから。
厚塗りもあり取るのも一苦労でしたが
徐々に木肌がみえてくるとまたそれがやりがいになり
えっこらえっこら。
木肌が全部見えてきたら、反り具合をみながら
カットサイズをイメージ。ギリギリ取れそうなサイズでカット。
5cmほどもある厚みなので 手持ちの丸ノコでは1度で切れず深さ方向で2度に分けてカット。
体全体 粉まみれになりながら(笑) 各パーツにカットできました。
ただカットした板を組むのも味気ないと思い、ちょうど左右の側板用の板が棚板用より
幅が広く取れたので、もう一度気合をいれて、丸ノコの刃がギリギリ届く角度で
前後を斜めにカットしてみました。
この厚みなので全体がこの厚さだと
ちょっと重いかんじもしますからね。すこしカットするとすっきり見えてきます。
紫色の混じった個性的な材
松などの仲間だと思いますが
いい味の材です。  ネジと接着でしっかり固定し
ラックとしてよみがえりました。
なかなかここまで存在感のあるラックもないかと。
さっそく頂きましたお客様に画像を送ってみましたら
思い入れがある板だけに
こんな感じで復活したならまた使いたい!!と
おっしゃってくださいました。
それはそれで嬉しいですね。
これからも大小問わず
時間があるときに 再利用などで
新たな形で天然木を活かしていいけたらと思っています

途中まで削ってしまいましたが 反っているのがお分かりになるかと。

左右の側面を斜めにカットしたのがワンポイトに。 素材感ばっちりのラックが出来ました

ギャラリー

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2024年7月14日 アンティーク・ケヤキ輪切材 テーブルリメイク 研磨再塗装+脚製作
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