思い入れの板材をテーブルに
2013年4月18日
先日 家にある板を脚をつけてテーブルにしてほしいと連絡があり
板をお持ちいただきました。
もともとカウンターなどに使っていた板などかなあと思っていましたら
見て正直ビックリしてしまったのですが。
角がだいぶかけていてまた天板の厚みが不均一だったんです。
どこにお使いだったか聞いてみますと
以前住んでいた家の床の間材とのこと
お持ちいただいた床の間材
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結構端が割れていました。
裏もだいぶ不陸がありました
これは・・・と思っていたのですが
50年も前に作った家のもので
どうしても何か形に残して使いたいと
思い入れを強く感じましたので
手作業でできるところまでと引き受けました
極力大きく残して欲しいという要望もあり
欠け具合をみてギリギリのところでカット。
裏面に反りどめ材が蟻組で入っています
この長さのものを当時加工するのは大変だったと関心してしまいます。
時間も経ち板の動きもある程度落ち着いておりますし
反りどめ材も中であそびがあるほどでしたので
脚の干渉してしまう部分はカットしました。
そのあとは板をひたすらサンダーで削りました
削る労力はキツかったですが
松材のいい香りが鼻につーんときてそのわりには結構いい気持ちで加工しておりました。
削りは結構時間かかりましたがいい香りでした。
脚をつけるのに厚みが20弱ほどしかなかったので
大きな彫り込みは避けたく鉄板プレートを鬼目ナットで固定することにしました。
反りどめ一部カット 削りや鬼目ナットの加工状況
オイルを塗り脚を固定しましたら
無事テーブルとして使える安定感を保つことができました。
表面に50年使ってきた
傷と色焼けがのこりいい味のテーブルに変身しました
こうやってまた愛着をもって長く使われていただけたらいいですね。
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いい味のテーブルになりました。
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